■所得減っても生活水準維持/個人消費後退に歯止め
「所得が減少しても、これまでの生活水準は落とせない」。
“ラチェット効果”と呼ばれる、こんな消費者心理が日本の今の
個人消費を下支えしている可能性が指摘されています。
内閣府が14日に発表した昨年10~12月期の
国内総生産(GDP)速報によると、物価変動を除いた
実質で年率換算3・7%増となり、事前の予想を大きく
上回る高い伸び率となりました。とくにGDPの5割を
占める個人消費は0・2%増と5・四半期連続でプラスと
なり底堅さを示しました。
<中略>
ラチェット効果とは、可処分所得が減少しても生活水準を
すぐには落とせないため、貯蓄を取り崩すなどで一定の消費が
維持されることを指します。景気後退局面に入っても消費が
それほど落ち込まないため、景気を下支えする効果があります。
ラチェットとは「歯止め」という意味があり、この名が付けられています。
<中略>
この調査によると、現在の暮らし向きが1年前に比べ
「ゆとりがなくなってきた」と回答した人は、過半の53・4%にも
達しています。収入についても「増えた」がわずか7・7%に対し、
「減った」は45・0%にものぼります。
個人の生活は1年前に比べて確実に苦しくなっていることが
わかります。それにもかかわらず、調査では支出が「増えた」と
答えた人が42・4%と、「減った」の21・3%を大きく上回りました。
可処分所得は減っているのに支出は増える。これは、
物価上昇に加え、ラチェット効果が一因と考えられます。
------------------------フジサンケイビジネスi 2008/2/19 より------
値上げラッシュ到来でこれからどうなっていくんでしょうね・・・
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